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地球監獄説と輪廻転生システムについて
「エイリアン・インタビュー」で明かされた真実
[2023.6.15]
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エイリアンと交信したマチルダ・オードネル看護師 |
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監獄惑星地球と「囚人」としての地球人類
「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処へ行くのか」(ポール・ゴーギャン)といったテーマについては、多くの哲学者や宗教家達が様々な説明を試みてきたが、正解は未だに見つかっていない。
ただ一つ間違いない事実は、「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処へ行くのか」について、全ての人々が完全に忘れ去っているという事である。
ただし、それが単に我々が「忘れた」のではなく、「忘れさせられている」のだとすれば恐ろしい事である。
最近、ネット上では「地球監獄説」が多く流布されるようになり、関連書籍も増えている。
「地球監獄説」は、「地球は宇宙の中の刑務所」であり、地球にいる全ての人類は「宇宙における囚人である」という説である。そして、地球人類はそれらの記憶を全て消去されている為、自分達が何故ここでこうしているのかが分からない状態に置かれているという。
この説の根拠となったのは、2008年に米国で初版が出版された「エイリアン・インタビュー」という小冊子である。
1947年7月、米国のニューメキシコ州ロズウェル付近の農場にUFO(未確認飛行物体)が墜落した。世にいうロズウェル事件である。
墜落事件の当日、米政府は「空飛ぶ円盤を回収した」と発表したが、翌日になると一転して、「墜落したのは気象観測気球だった」と訂正した。それ以降、ロズウェル事件の真相は米政府により隠蔽され続けてきた。
この場合、何故政府が当初は「空飛ぶ円盤を回収した」と発表していたのかが謎として残ることになる。もし本当にそれが「気象観測気球」だったのであれば、最初の政府発表で絶対に間違うはずがないからである。
ロズウェル事件では、墜落した「空飛ぶ円盤」に3名の宇宙人が乗員として乗っており、内2名が死亡と確認され、生存していた1名の宇宙人が米陸軍航空隊によって保護された。
米陸軍航空隊所属の看護師マチルダ・オードネル(当時23歳)は、保護された宇宙人の世話係をしていたが、その際に、テレパシーを使ったコミュニケーションで宇宙人から驚くべき真実を伝えられたという。
「エイリアン・インタビュー」の内容は、1947年のロズウェル事件で救出された地球外知的生命体「エアル」と米陸軍所属の看護師マチルダ・オードネルとの対話の記録である。
「エイリアン・インタビュー」の内容が記録されたのは1947年であったが、マチルダ・オードネルが陸軍の医療隊を退役後、没収されずに持っていた機密文書をローレンス・R・スペンサー氏に託し、マチルダ・オードネルが亡くなった後の2008年にその文書が出版された。なお出版に際し、スペンサー氏は「あくまで内容はフィクションである」と注釈を加えた上で公表している。
地球外知的生命体エアルが語った話によれば、「地球は宇宙における監獄」であり、かつて全宇宙を支配していた「旧帝国」によって「アンタッチャブル(不可触賤民)」「ならず者」の烙印を押された者達が、過去何万年にもわたり地球に送り込まれてきたという。
そして地球に送り込まれた「囚人」達は、一切の記憶を消され、永遠に無意味な生まれ変わりを続けているとの事である。
なお「旧帝国」は約20万年前に成立し、その後宇宙文明の大半を支配していた最大勢力であったが、約千年近く前に「ドメイン」と称する新興勢力の宇宙文明によって滅ぼされたそうである。
因みに、地球外知的生命体エアルはドメインの一員であるという。
エアルによって明かされた内容は、以下のようなものである。
エアルがこの星にやってきた理由は、ニューメキシコ州で行われた核実験について調査する為であった。その調査中、エアル達の乗った宇宙船は雷の直撃を受けて墜落し、機体ともども米軍施設に回収された。
新興宇宙文明ドメインは、宇宙全体の約4分の1の領域の膨大な数の銀河や星々を支配している。
ドメインは、地球人達の意識体を肉体に閉じ込めた張本人である「旧帝国」を滅ぼした。
ドメインのメンバーは、かつての宇宙文明のことを「旧帝国」と呼んでいる。「旧帝国」とは、ドメインが旧宇宙文明を滅ぼして宇宙を制圧した後から名付けたニックネームである。
エアルは、宇宙領域を管理しているドメイン遠征軍に所属していた。
ドメインや「旧帝国」などの地球外知的生命体は、いずれも肉体を持たない意識体である。地球人も本来は意識体の存在であった。
因みに、ドメインの意識体が地球のような密度の濃い物質界に来る時は、「ドールボディ(人形体)」を使う。これは、意識体が物質界で行動する為の意識体の「乗り物」のようなものである。
ドメインのメンバーは、物質界では仮の肉体であるドールボディに入って活動し、職務についていない時にはドールボディは使わずに本来の霊的な姿で生活している。
従って、エアルと称する宇宙人もドールボディに過ぎず、本体である意識体は遠隔からドールボディを操作している。
なお、ロズウェルで墜落した「空飛ぶ円盤」に同乗していた他の2名の「死体」は、地球人的な意味で死んだのではなく、破損したドールボディが意識体によって放棄されただけであって、2名の意識体そのものは全く健在である。
またUFOや宇宙船もドールボディと同様、作られた「仮の乗り物」に過ぎず、単純な制御システムで動いている。
宇宙船は、個々の乗組員の持つ特定の振動数に適応しており、1人の意識体から放射される思考エネルギーで操作することが出来る。そのため宇宙船の中には、複雑な機械やナビゲーション計器などは無い。
意識体「IS‐BE」とは何か
地球外知的生命体エアルは、自分の話を正確で簡単に説明する為に独自の造語を使った。
それが「IS-BE(イズ・ビー)」という概念である。
「IS-BE」とは意識体のことであり、各人それぞれが「IS-BE」である。
エアル自身も「IS-BE」であり、ドメインのメンバーもそれぞれ「IS-BE」であり、地球人の一人ひとりも本来は「IS-BE」なのである。
エアルによれば、「IS-BE」は生まれることも死ぬこともなく、この宇宙が始まる前から存在していたといい、この意識体は、時間の無い「IS(=存在する)」という状態の中で生き、「BE(=そうなる)」と決めるが故に存在するのだという。
なお全ての「IS-BE(=意識体)」は、1つとして同じものはなく、一人ひとりがその能力と認識において、完全なる独自性を持っている。
また「IS-BE」は物質的な存在ではない為、空間において場所や領域を占有することはない。
「IS-BE」は、壁を通り抜けることはもちろん、どんなに離れた距離であっても瞬間移動することが出来る。
「IS-BE」は、人間のような物質的な身体の感覚よりも、さらに何段階か上の鋭い感覚を持つが、自分の知覚から痛みを取り除くことも出来るという。また、自分の過去の記憶を何兆年も前まで遡って思い出すことが可能である。
エアルのような自由な「IS-BE」は、地球上で「肉体」という「牢獄」から出られない地球人の魂とは違い、自分で用意したドールボディに自由に出入りすることが出来る。
なお、地球の人々が「IS-BE」に関する事実に気付いていなくても、地球人の中にある存在も本来は「IS-BE」なのだから、地球人も「IS-BE」であり続ける、とエアルは語る。
かつての宇宙文明「旧帝国」によって「ならず者」「アンタッチャブル」として捕らえられ、地球に監禁された「IS-BE」は、全員が記憶を消去された。
そして、本来の記憶の代わりに偽りの記憶を植え付けられ、催眠暗示を施され、生物的な肉体の中に閉じ込められた。
これが、現在地球に住んでいる人類の正体である。地球人類は「旧帝国」によって、全ての記憶を忘れるよう操作されてきた。
さらに、地球の「IS-BE」達が地球領域から逃亡することが出来ないように、「旧帝国」は約3万年前に、地球周辺の広範囲に電磁波バリア網を設置した。
もし「IS-BE」がこのバリアを通り抜けようと試みれば、電磁波の網が直ちにそれを捕らえるように設計されている。
電磁波バリア網によって捕らえられた「IS-BE」には、非常に強力な電気ショックを用いた「洗脳治療」が施され、記憶が消去される。
地球上の精神科医学でも、人間から人格と記憶が消去されれば、ロボットのように「協調性のある人間」に作り変えられる事は知られている。
地球では、この精神科治療に数百ボルトの電気しか使われないが、旧帝国は「IS-BE」に対して、数十億ボルトという莫大な電流を使って洗脳する。このとてつもない衝撃は、「IS-BE」の記憶の全てを完全に消去する。
ここで言う「IS-BE」の記憶の消去は、1回の輪廻転生や1個の肉体に関するものだけではない。過去世から蓄積されてきた輪廻転生の記憶の全てと、「霊的存在」としての記憶の一切が消去されるのである。
かくして地球人類は打ちのめされ、思考停止したロボットのように調教され、自主性の無い存在と化す。
そうしたショックを与えられた後、催眠暗示が実施され、一人ひとりの「IS-BE」に偽りの記憶と時間が組み込まれる。
また牢獄である「肉体」は、「死」を迎えるたびにショックと催眠暗示が無限に繰り返されるように設計されている。
その催眠暗示は「IS-BE」に対し、「思い出すことを忘れる」ように命じている。さらに催眠暗示には、「必ず地球に戻る命令」も含まれている。
人間の肉体が死ぬ際、意識体は肉体を去って4次元界へ行こうとするが、同時に電磁波バリアによって感知され、捕らえられ、再び催眠暗示で強制的に3次元の地上物質界へと戻されることになる。
この無限ループが「輪廻転生」のシステムである。
様々な宗教に登場する「天国」や「あの世」といった概念は、いずれも催眠暗示の1つであり、輪廻転生システムも「地球監獄システム」を機能させている欺瞞の一部であるという。
肉体の死後、抜け出た魂にはショックが与えられ、これまで生きてきた人生の記憶を消される。その後、催眠状態の中で人間は再び新しい肉体に入る「刑務」を負い、地上に戻るよう命令される。
各個人の「IS-BE」は、「人間が地球で生まれ変わるのは特別な目的があるからだ」と教えられる。しかし、牢獄の囚人に目的など無い。
地球に送り込まれた「IS-BE」達は、それまでに身につけた知識や技術、霊的な存在として発揮できる能力などを一切思い出すことが出来ないように仕組まれている。
このようにして、「旧帝国」は過去数万年にわたり、地球を監獄惑星として使用してきた。
地球送りを宣告された「IS-BE」達は、「旧帝国」によって「アンタッチャブル(不可触賤民)」に分類された。アンタッチャブルとは、カースト制度の最下層民のことである。
具体的に「アンタッチャブル」に指定されたのは、凶悪な犯罪者、性犯罪者、怠け者、自由な発想を持つ者、芸術家・画家・歌手・音楽家・作家・役者などのアーティスト、政治犯、「旧帝国」の中で問題を起こす革命家、「旧帝国」に対し過去に軍事行動を起こした者、等々である。
かくして地球に「囚人」として送り込まれた「IS-BE」達は、自分が一体何者で、一体何処から来たのかを思い出すことが出来ず、これから何処に行くべきかも分からず、「無期懲役」の永遠の無限ループから脱出することも出来ない状態に置かれ続けている。
因みに、「旧帝国」の電磁バリアや記憶喪失システムは、今も現役である。
この電磁バリア網や記憶喪失システムは全自動である為、「旧帝国」が滅んだ後もそのまま維持され、現在もなお作動し続けているという。
その為、地球の「IS-BE」達は、地球上で意味のない生まれ変わりを延々と繰り返させられ続けている。
かつて火星の地下シドニアに「旧帝国」軍の秘密基地が存在した。ドメイン軍は火星に「旧帝国」軍の基地を発見すると、すぐさま攻撃を開始し破壊に成功した。
だが、地球人の「IS-BE」を捕らえる電磁波バリアや電気ショック、記憶喪失、催眠暗示を施す装置などは、現在でも発見出来ていない。
地球人をコントロールする「地球監獄システム」の主要基地や司令部なども未だに見つかっておらず、「地球監獄システム」は依然として機能し続けている。
またエアルによれば、地球は「宇宙のゴミ捨て場」であるという。
「旧帝国」が滅亡した後も、他の惑星系から「厄介者」の「IS-BE」達が地球へ送り込まれるようになり、またそれを阻止する者もいない為、地球は格好の「宇宙のゴミ捨て場」になってしまった。
もともと「旧帝国」の支配下にあった銀河系の星々や、シリウス、アルデバラン、プレアデス、オリオン、ドラコニスといった惑星系からも、数多くの「IS-BE」達が地球に捨てられてきた。
宇宙における名もなき種族や文明、文化的背景と惑星環境からやってきたありとあらゆる種類の「IS-BE」達が、現在地球に存在しているという。
様々な場所から連れて来られた「IS-BE」達は、それぞれの道徳的価値観、宗教的信仰、教育など独自の歴史を持っている。
これが地球の住民達の「多様性」ともいうべき、異常なほどの混沌状態の要因となっている。
以上が、地球外知的生命体エアルの語った内容の概要である。
拘束された意識体「IS‐BE」
エアルの語った内容が事実であるとすれば、地球人類は、物質的肉体ともども3次元空間に閉じ込められている状態にある。
地球人類が高次元の存在を認識出来ない理由は、3次元の「牢獄」に監禁され、高次元の知覚能力を奪われていることが原因ということになる。
因みに「次元」とは、空間における「方向の数」を表す指標である。
「1次元」は、方向の数が1つしかない界である。そのため1次元空間は、1本の直線で表される。
仮に1次元空間に生命体がいれば、それらはその直線に沿って、前後にしか移動することが出来ない。それらの生命体は、幅や高さの存在を感知出来ないし、その概念すら理解不能である。棒の上の芋虫が生きている世界などがこれに相当する。
そして、この1次元の直線に対して、垂直に交差する1本の直線を加えれば、空間に「2つの方向」が成立する。これが2次元空間である。2次元空間は、1個の平面で表される。
2次元空間に生命体がいれば、それらは前後と左右の方向を移動出来る。しかしながら、それらは高さの存在を感知出来ないし、高さの概念も理解不能である。地面を這い回るアリやゴキブリの生きている世界がこれである。
さらに2次元の平面に、垂直に交差する直線を追加すれば、空間に「3つの方向」が成立し、3次元空間となる。3次元空間は、1個の立体で表される。3次元空間の中では、人間をはじめ様々な動物が生きている。我々は、前後、左右、上下に移動することが可能である。
この3次元の立体空間に、「4つ目の方向」が加われば、4次元空間になる。
3次元空間において、我々が自由に移動出来ない「方向」とは「時間」である。3次元空間においては、過去や未来に自由に移動することが不可能である。
従って、「4つ目の方向」は「時間」であると考えられる。
3次元の立体空間に「時間」という座標軸が交差すれば、「4つの方向」が成立して4次元空間が成立する。4次元空間は、1個の「時空間」で表される。4次元時空間の中では、過去や未来の特定の時点に任意に移動することが可能である。
なお高次元空間においては、重力の働きが、3次元空間とはかなり異なってくる。
例えば4次元空間における重力のもとでは、原子の原子核を形成する力である強い相互作用が働かなくなるという計算結果がある。
これは、4次元空間の中では原子が構成されないという事を意味する。即ち、4次元空間においては物質は存在することが出来ないのである。
言い換えれば、我々人間は、物質的肉体を持ったままで4次元空間に進入することが出来ないということである。
このように、物質界は3次元以下の世界であって、4次元以上の高次元界は「非物質」の世界である。
「非物質」の世界とは、我々人間の本質である意識体の世界である。
非物質的な存在である意識体は、物質が存在出来ない4次元以上の高次元空間にも進入することが可能となる。
本来の「IS-BE」すなわち意識体は、空間と時間と次元を自由に移動出来る存在である。
逆に、そうした「IS-BE」を拘束する場合に、最も有効な手段とは、3次元の物質的肉体に閉じ込めることである。
意識体を3次元の物質的肉体に拘禁し、地球のような密度の濃い物質界の惑星に送り込めば、天体の重力もある故になかなか星から脱出することが出来なくなる。しかも、物質的肉体のままでは、宇宙空間において生きることは不可能である。
これが、空間、時間、次元における自由を全て「IS-BE」から奪い去る方法であり、「旧帝国」はそれを何万年にもわたり実践していた。
3次元の物質的肉体に意識体が閉じ込められれば、空間における移動能力は失われ、時間においても一方向へしか移行出来なくなる。
肉体を持てば、過去の時間に移動する事は出来ない。また特定の未来の時間に移動することも出来ない。
空間においても、3次元以外の次元には進入出来ない。
一方、地球外知的生命体は、3次元空間の中で生きる人類よりも、さらに高次元界の存在である。
2次元世界に生きるアリが3次元の人間の存在を認識出来ないように、3次元世界の人間が高次元の存在に気付く事はない。
たとえ宇宙に地球外知的生命体が存在したとしても、地球の人間がその存在を確認出来ないのは、こうした理由による。
ロズウェル事件で救出されたエアルのような存在は、厳密には「宇宙人」ではなく、3次元探査目的の「ドールボディ」であり「人形体」であった。謂わば高次元生命体が、低次元空間の観察の為に作製した「リモコン装置」のようなものである。
つまり、エアルの体が高次元存在ではなかった為、地球人とも交流が可能になったということになる。
本来の意識体「IS‐BE」を回復するには
エアルが語ったように、地球が「宇宙のゴミ捨て場」であるとすれば、人類社会における混沌や対立や分断も必然である。
そもそも人類そのものが、地球という惑星の環境に馴染まない存在なのである。
かつてアメリカの生物学者エリス・シルバー博士が指摘したように、本来、人類が地球上で最も進化した生物であれば、人類はどの生物種よりも、地球の環境に適合しているはずであるが、実際、人類の体は地球環境にそれほど適合していない。
例えば動物界において、体のサイズが大きい動物のほとんどは四足歩行をしている。大きい重力の地球においては、体のサイズがある程度大きくなると、四足歩行が最も体に負担が少ない歩き方だからである。
しかし、人類だけが体が大きいにも関わらず二足歩行である。
ダーウィン以降、人類は進化の過程において四足歩行から二足歩行に段階的に変化したと考えられていたが、初期の人類であるアウストラロピテクスの化石により、400万年前からすでに人類は二足歩行であった事が判明している。
すなわち二足歩行の霊長類は進化の産物ではなく、進化の過程を省いて、突然地球上に出現した存在である。人類が地球以外の別の場所から来た種であると考える他はない。
また、人類の自然分娩が非常に困難である事や、多くの人が諸々の慢性的な病気を患う事などを考えれば、人類の「物質的肉体」そのものが、この惑星の環境には適していないと言える。
そして人類は、このように地球環境に適合しないが故に、肉体人間として生き延びる為に地球環境を破壊し続けなければならないという矛盾を抱えた存在なのである。
また人間にとって、人生における辛さの経験は長く続くのに対し、喜びの経験は瞬間的なものに過ぎない。
こうした不調和な人類の「物質的肉体」が、この世に存在する目的があるとするならば、「監獄」あるいは「拘束具」としての用途しか無いであろう。
人生がいくら幸せに見えたとしても、意識体が「物質的肉体」という「拘束具」の中に監禁されている以上、本当の幸せとは言えない。
そもそも、人間の悩みや苦しみの大部分は、「物質的肉体」に起因している。
恐怖や危険、飢餓、病気や苦痛、さらに家族や愛する人々との死別、等々、これら人生における苦しみや悩みは、意識体が「肉体」の中に拘束されているが故に生じたものがほとんどと言ってよい。
さらに人間は、記憶を消され洗脳を施されることにより、「意識体の拘束具」を「本来の自分」であるかのように錯覚し続けている。
このように人類は、不自由な肉体に禁固されているだけでなく、真の自らの本質を見失い、肉体に捉われ、肉体がもたらす要求にコントロールされてしまうことになる。
「物質的肉体」の集合である人間社会そのものは、弱肉強食の世界である。
人類同士の競争や搾取という闘争の連鎖の中で、常に「食うか食われるか」の戦いを続けなければならない。
人間は「物質的肉体」の生活を守る為に、互いに争い、殺し合ったり奪い合わなければならなくなる。
しかも「物質的肉体」として地上に生まれた時からそのような環境に置かれ、「物質的肉体」の生活を守る事こそが正しいと洗脳され訓練され続ける。
かくして、人間はより一層「肉体」や「物質」への執着を強めることになり、意識体の波動はさらに重くなり、ますます地球の密度の濃い物質界から脱出出来ないようになる。
結果として、「地球監獄システム」が強化されてゆくことになる。
もともと宇宙意識として自在に存在していた意識体(「IS-BE」)にとっては、まるで微生物のようなミクロレベルの人間の肉体の中に拘束監禁されるだけでも残酷極まりない刑罰であるのだが、なぜかその状態を守る為に、さらに他者との争いをさせられるのである。
こうした矛盾だらけの環境が、永遠に継続されるように設定されたのが、輪廻転生の無限ループのシステムであった。
本来宇宙意識であった意識体が、地球の人間の魂レベルにまで縮小し退化してしまっている事を考えれば、恐ろしい速度で意識体は退化し続けていることになる。
もし地球外知的生命体エアルが語ったように、輪廻転生のシステムが地球人類の意識体の「封じ込め」が目的であるとすれば、輪廻転生は「退化」に向かう無限ループである事は明らかである。
輪廻転生が繰り返されるたびに、物質や肉体を絶対視する洗脳や訓練が反復して続けられる為、生まれ変わるたびに意識体は物質波動に染められて波動が低下し、霊魂は退化してゆくことになる。
輪廻転生システムの目的が「意識体の退化」であるとすれば、輪廻転生を繰り返せば繰り返すほど、「人間」は「動物」に近づいてゆく。
意識体の波動が重くなれば、やがて意識体にとっての「監獄」は、「肉体人間」の次に、犬や猫あるいは牛や馬などの動物や家畜ということになる。
そしてさらに意識体が退化すれば、「2次元」の下等生物に転生するであろう。
これが輪廻転生によってもたらされる必然的な末路である。
地球上における牛や豚や羊など家畜の頭数は、この数千年間で急増してきたが、人間が輪廻転生を繰り返す内に、魂が退化して牛や豚や羊などに転生した例も数多くあると考えられる。
実際、人間が話す言語を理解しているような動きをする家畜は多い。
釈迦が説いた「六道輪廻」の中の「畜生道」とは、単なる比喩ではなく、本物の畜生への転生を表現されたものと見るべきであろう。
また釈迦は、「六道輪廻」の中の「天(=天国)」さえも、迷妄の虚構世界に過ぎない事を見破っていた。
「エイリアン・インタビュー」では、「あの世」や「天国」も輪廻転生システムにおける洗脳装置である事が明らかにされている。
いずれ下等生物にまで転落し続ける輪廻転生の運命を変えたいのであれば、まやかしの「天国」の幻影に惑わされることなく、真の解脱を目指さなければならない。
そのためには、物質や肉体や金銭や地位や財産など、3次元的に価値のあるとされている物事に、一切価値を見出さないことである。
地球が宇宙における「監獄」として選ばれた大きな理由が、強い重力と密度の濃い物質界の存在であった。要するに地球は、3次元空間を作りやすい磁場だったのである。
そうであるならば、物質的要素や3次元的価値からの離脱こそが、真の自由への道であることが分かる。
本来、人間の本体は意識体であり、宇宙存在の主流は意識体である。
人間が本来の姿であった意識体に戻ることが出来れば、悩みや苦しみは全て無くなるであろう。
釈迦は六道輪廻からの解脱の手段として、「声聞」「縁覚」の行為を推奨した。
現代的に表現すれば、高次元の価値を学び、意識の波動を高次元に合わせる時間を増やすことである。
物質的要素や3次元的価値からの離脱こそ、本来「IS-BE」たる人間にとっての生き方でなければならない。
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